「海外での仕事探し」を効率良く行うためには?
海外でも資産形成ができ、外国語が上達して視野も拡がる。社内外の人間関係で苦労することも断然少ない。そんな、真の自由を勝ち取れる “ゲンサイヤー” に、あなたもなってみませんか?
ゲンサイヤーになるためには、「仕事を見つける」ことから始めましょう。では、海外での仕事探しは、どうすれば効率良くできるでしょうか?
ゲンサイ登用を勝ち取るために、日本ベースの大手人材紹介会社に登録して片っ端から探すのも良いですが、一番効率が良いのは「現地に支店を開いている人材紹介会社」を利用すること、だと断言できます。
東南アジア圏だと「RGF」「Kamome」「インテリジェンス」あたりはマスト。中国大陸だと「BOSS直聘」「脉脉」あたりが現地人に人気のサービスですが、以下でひとつずつ順にご紹介します。
天下のリクルートグループ「RGF」
リクルートグループが手掛け、アジア広域をカバーする人材紹介会社『RGF』。中国だけで北京、天津、大連、上海、蘇州、広州、深圳にオフィスがあり、日本人含む、日本語のできるスタッフが親切丁寧に対応をしてくれます。
わたくしJINも実際に利用したことがあり、RGF上海オフィスに伺ったこともあります。その際は日本人スタッフが担当者としてついてくださり、転職先の決まる2〜3ヶ月ほど、本当に良くしていただきました (その後色々あって、そこでは話はまとまりませんでしたが…)。
ここRGFはリクルートグループということもあって、王者の圧倒的な情報量と安心感は他社の追随を許しません。特に大手の日系企業への転職に狙いを定めている方は登録必須でしょう。
超オススメの人材紹介サービス「Kamome」
2004年オープン、RGFと同様にアジア広域にて展開をしている『カモメ中国転職+アジア』。「日本人のための海外勤務求人情報サイト」と自ら謳っていて、こちらも上海、北京、香港、台湾などに幅広く展開。
上海だと淮海中路98号金鐘広場にオフィスがあり、、、ん? これ、RGFと同じ場所じゃん!?!?! ということで、ここカモメさんはRGFと同じ会社でした!!! (笑)
いやいや、今回、記事を書くに当たって調べるまでは全く知りませんでしたよ (大汗) ま、それはさておきですね、わたくしは今でもここに登録中。
メルマガで定期的に東南アジアエリアの膨大な転職情報が送られてくるので非常に重宝しております。また、頻繁にスカウト (ヘッドハント) の連絡が来るので、中長期で転職を考えている人は今すぐにでも登録をしておきましょう!
親身なサポートが売りの「ALA中国」
2014年にビジネスを開始した「シーク リクルートメント (上海会堅) 社」が提供する人材紹介サービスの『ALA中国』。「日本人人材」「日本語人材」を専門に推薦を行っており、「中国で働くための情報」「中国で暮らすための生活情報」なども幅広く提供。新ゲンサイヤーには非常に頼りになる会社です。
メルマガ、Wechat 公式アカウントに登録が可能で、新着求人情報がバンバン送られて来るんです。「使える度」は Kamome にも決して引けを取らない会社。ビザや保険、教育に関しての「相談」も受け付けているので、もしかしたら上海の人材紹介サービス#1かも!? (※わたし自身は利用したことがないので不明)
実際にサイトを見てみると、(良くも悪くも) 非常に手作り感が溢れていまして、頼りになる存在なのかどうかはちょっとわかりません。また、サイト上には数年前の古い情報も残されているので注意が必要です。
こちらも大手で安心の、「PERSOLKELLY」
わたしの上海ゲンサイ時代、新しく人を採用する際に自ら面接官を務めることも多々あったのですが、その際上記RGFとカモメ以外によくお願いしていたのがこの「(旧) インテリジェンス」です。いまは『PERSOLKELLY』と名を変えていますが、今でも中国で事業を展開しています。
ここは1996年に事業を開始、日系企業向けの人材紹介会社では「中国ナンバーワンの実績」があるとサイトに書かれていますが、実際、以前にここのオフィスにお邪魔した際、その豪華なオフィスに「すげぇぇぇぇ」と感嘆したことを思い出しました。さすがナンバーワンと豪語しているだけあって、業績はかなり良いのでしょうかね。
ハイクラスの転職エージェント「JAC Recruitment」
以前は日本の大手エージェントである「JAC」の海外子会社が中国で独自に展開していましたが、いまはどうやら撤退した模様 (?)。今は日本の「JAC Rectuitment」のサイト内に駐在員向けの情報が少し残っています。
ここの会社にもわたくしJINはお世話になったことがあり、業界最大手の某社から内定をもらって悪くない給与のオファーまでいただいたのですが、最終的には自分の進みたいキャリアパスから外れてしまうこともあって、結局、その案件は諦めました。
その際の担当者の方はもうその会社を辞めてしまったのですが、今でもたまに連絡を取り合うほど仲良くさせていただいます。何が言いたいかというと、その方に限らずスタッフの質はとても良い会社であるという印象が強いです。
香港~東南アジアは「香港華南ワークス」へ
香港拠点の『香港華南ワークス』は、香港での転職を考えている方に非常に頼りになる人材紹介会社で、香港・深圳からタイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムまで、ASEAN地域を幅広くカバーしているのが香港華南ワークスの強み。(サイトのデザインは何十年も変わってないように見えますがw、、肝心のサービスはピカイチ [でした])
JINよ、合計何社の人材紹介サービス受けてんねん!、というツッコミがあるなら甘んじて受けますが、わたしはこの会社にも非常にお世話になりました。香港案件の、将来の日本採用を視野に入れたマネージャー候補職で、最終面接までオンライン面接を何度も繰り返しましたが、最後まで非常に親身になってサポートをしていただきました。
ベトナムの求人は「クイックベトナム」が頼りに
人口も多く、急速に経済成長を続けているベトナム。日本人を対象とした求人の数も右肩上がりで、日本人の多すぎるタイを避け、敢えてベトナムで働くことを選ぶ人も多々おられるようです。
そんなベトナムで仕事探しをする際には、『クイックベトナム QUICK VIET NAM』が非常に頼りになります。親会社は東証プライム市場の上場企業で、ベトナムではすでに10年以上の実績を誇り、サイトに掲載されている「お客様の声」を見ても、いかに親身になってサポートしてくれる会社かがわかります。
わたしも過去に利用させていただいたことがあり、現地の日本人スタッフの方に親切丁寧に対応いただきました。ここを通じて仕事が決まるまでには至りませんでしたが、幅広くオプションをご紹介いただき、そのサービスにはとても満足しています。
サイト上には求人情報以外にも人気レストランやショップの紹介等の記事も数多くアップデートされており、頻繁に更新がなされているので、ベトナム狙いの方は絶対要チェックの人材紹介会社です!
東南アジアにめっぽう強い「Reeracoenグループ」
中華圏のみならず、東南アジア全体で幅広く仕事を探したい方には『Reeracoen』グループが非常に頼りになるでしょう。2024年9月現在、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、台湾の求人情報を取り扱っており、アップデートされる情報の量も頻度も「素晴らしい」の一言。
ここのサービスには私自身も登録を済ませました。しかし、まだ具体的には何も動いていない状況なので、特にほかにコメントを差し上げられる状況にはありませんが、サイトのデザインや構成と見る限り、非常に頼りになる会社であろうことは容易に察しがつきますね。
中国の転職アプリ「BOSS直聘」
中国語 and/or 英語ができて、中国のローカルの会社にダイレクトにリーチしたい!という強者は、中国の転職APPを使うのが一番。中でも中国の転職活動において、ダントツで頼りになるのが『BOSS直聘』。
中国人の友人たちも、転職する際にはまずこのAPPを使うと言ってます。このアプリの強みは「チャット機能を使って、求職者と求人側が直接コミュニケーションがとれる」というポイント。要するに、面接官と直に連絡できるから、採用までが最短&最速!! ということ。まさに中国人にピッタリ。
で、それがゆえ、すでに中国最大のオンライン人材情報サービス企業となっています。2101年にはNASDAQへの上場を果たし、時価総額は1兆円超 (!!) わたしも試しに登録してみました (が、何もオファーなし… [涙])。アプリ/サイトは全て中国語なので、中国語中級レベル以上でないと使いこなすのは難しいですね。
その他
上記以外には、わたくし自身は「ビズリーチ」を利用してオンラインのやりとりだけで最終面接まで到達したことがあったり、「Linedin」を通じて色んなところから連絡をもらったこともあったりしました。
あと、できるだけ多くの「ヘッドハンター」と個人的に繋がっておくのも重要です。以前、知人のつてで知り合ったヘッドハンターの方からは中国の巨大企業「网易 (NetEase)」案件を紹介してもらったことがあります。条件の中に「日本人必須」と書かれていて、良い条件で仮オファーをいただいたのですが、家族の事情等もあってそのチャンスは素通りしました (今考えると、チャレンジしても良かったかな、と思います)。
あと、中国だと転職アプリの「脉脉」なんかも有名どころですが、「BOSS直聘」に比べるとかなり劣るサービスなので、中国人の友人も「もう使ってない」ということなので、ここでは特にご紹介していません。
まとめ
以上が、アジア圏における転職活動情報についてまとめた記事となります。転職活動は「情報」と「人との繋がり」が全てです。特に近年は外注先 → 発注元のメーカーへ転職、という流れが加速しており、「人との繋がり」がより重要になってきていると感じます。
めでたくゲンサイヤーとなっても、いつ契約更新が止まるかもわかりませんし、いつ会社自体がつぶれてしまうかもわかりません。ですので、ゲンサイヤーはいつでも転職できるよう、絶えずアンテナを張り続け、絶えず知り合いの輪を広げていきましょう!!!