出発に向け、「日本からの海外引越」手続きは意外と簡単!!
無事に仕事も家も見つかったら、いよいよ引っ越しの準備です。日本国内で引っ越しするだけでも大変なのに、自力で海外引越しなんて簡単にできるの? どうすればいい?
大事なものは自分で運べばいいので、格安サービスで十分でしょう。ただし、荷物の破損や紛失、遅延の可能性の覚悟を!
わたしは3回の海外引越し経験ありで、大手の日通にお願いしたり (安心だけど高い)、超格安の引越業者を利用したこともあります (トラブルもあったけど) 。この記事ではそんな実体験も交えながら、日本からの海外引っ越しについてご紹介いたします。
日通やヤマトなど、安心の日系の引越し業者に頼む
何より「安心」を優先したい場合は日通やヤマト、サカイなどの日系の引越し業者に頼むことになります。基本的に日本人が窓口になってくれて、親切で丁寧な対応をしてくれるので、まったく不安要素はありません。
わたしは駐在員時代に日本通運の海外引越サービスを利用したことがありますが、配送途中で壊れたものに対する補償もしてくれたし、サービスはまさに至れり尽くせりでした。
が、しかし、日系業者の懸念点は当然、高額な費用です。海外引越の格安サービスと比べると、費用はだいたい1.5〜2倍程度だと考えておいてください。以下は過去に実際に見積もりをもらった際の値段の比較です:
<日本→上海間 海外引越し見積もり額>
・ヤマト:6.5㎥ (223cft)で35万円
・サカイ:5㎥ (176cft)で30万円
・格安業者:9㎥ (315cft)で34万円
上記は船便利用の最安プラン。ご覧のとおり、値段の上ではかなりの差があるので、安心をとるか、費用をとるのかは、以下の格安業者の詳細を見て考えてみてください。 ※ちなみに、参考までにヤマトの場合は航空便利用だと150kg分まではOKだと言われました
(頼りないけど) 激安!日系の超格安サービスを利用
わたしが実際に利用した格安海外引越しは 東京エクスプレス という会社ですが、そこを見つけられたのは「引越価格ガイド」という、海外引越し業者の見積もり比較サイトを通じてでした。
問い合わせ後、すぐに数社から見積もりが送られてきて、中でも費用が安く対応が速かった「東京エクスプレス」さんに決めました。料金は上記のとおり「9㎥ (315cft)で34万円」で、これには梱包キットもインクルされてます。ダンボールは大サイズx15、中サイズx5、小サイズx5 ぐらいで収まる分量。
全体費用には「梱包料、運送料、港湾諸経費、輸出入通関費用、海上運賃、書類作成料、配達料、開梱料、簡単な家具組立、設置料、当日の廃材処理費用」が含まれていて、「輸入税、輸入検査料(万一、発生した場合)、海上保険料」は含まれていません。海上保険が必要な場合、保険料率は 1.5%で代行してくれます。
格安とは言え、日本での対応は迅速&丁寧で、荷物を海外へ発送するまでは全く問題がありませんでした。しかしながら、発送後一ヶ月で上海の家に到着予定の荷物が、待てど暮らせど到着しない、、という事態が発生。
最終的には更に一ヶ月が経過したあとに荷物が無事に届きましたが、その間、到着が遅れることに対してのフォローは全くなくて、かなり不安な気持ちを抱かされましたよ。
ま、最終的に荷物がきちんと全て届いたので、特に大きな不満はないですけども、格安サービスにはこういったリスクもあるということも理解しておいてください。
強者はローカル業者を利用してみて
日系である必要性はないし、英語ができるからローカル業者に頼んでもいいよ、という強者は、是非是非その道を進んでみてください。中国への引っ越しですと、上記「東京エクスプレス」と提携関係にある会社「Neptune International Movers」はかなり良さげです。
ここは上海をベースにした海外引越しの専門業者で、英語ができるスタッフも常駐。サイトでは中国各都市から世界各地へ引っ越しのお手伝いをした過去のケースが色々と紹介されており、見るからに信頼できそうです。
サイト上から簡単に見積もり依頼をすることができるので、気になる方はトライしてみてください!
海外引越しに必要な書類は?
海外引越しと聞いて、何やら手続きが非常に複雑そうだしイヤだなぁ、、という印象をお持ちの方もおられると思いますが、大変な手続きは全て業者側でやってくれるので、ホントに簡単。こちら側で準備が必要なものは、パスポート原本&コピー、ビザ(あれば)、フライトのE-ticket詳細ぐらい。
あとは必要書類に記入して、フライト利用時に「別送品あり」にチェックして税関を通れば良いだけ。むしろ一番大変なのは「パッキング」でしょう。
業者に梱包を全て任せると、エアパッキンでぐるぐる巻きにされる→送れる点数が減ってしまう (=費用の無駄) ので、パッキングはほぼ全て自分で行いました。どのアイテムが重要なのか、割れやすいのかなんて、業者にはわかりませんし、そんなん任せられないですよね。
まとめ
というわけで、今回は日本→外国への海外引越しについて記事をまとめてみました。不動産屋とは違って、日系サービスを使っても割高になるわけでもないでしょうし、自分できちっと探せば格安の業者を見つけ出すことも難しくありません。
貴重品や割れ物はフライトの預け荷物に入れて持っていくとか、そのあたりもうまくバランス良く考えながら、海外引越しをうまく成功させてください!