超重要!!「海外旅行保険は渡航前に契約」を済ませるべし!!!

海外旅行保険は渡航前に契約

以前にご紹介したとおり、ゲンサイ生活には海外旅行保険が絶対に必要です。プランは無数にあるし、長期保険を扱うものは複雑だし、いったいどういう基準で選べばいいのしょう?

結論:海外渡航前の保険購入が大前提。保険内容は「治療」項目を重視、携行品特約もあるとベター。一時帰国中補償特約の確認も。クレカ付帯の保険は最大90日なので、長期滞在者はそれだけをアテにするな!!
 購入条件がいくつかあるものの、安くてイチオシはジェイアイ。ネットで探せば代理店経由で保険を格安に購入できる場合も。

大手保険会社の海外旅行保険長期滞在プランは、普通に購入すると目が飛び出るほど高額なんですが、、それでも工夫の余地はあるので、その詳細を以下でご紹介します。

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海外旅行保険の締結は、必ず渡航前に済ませるべし!!!

以前に こちらの記事 で紹介したとおり、「海外で保険なしで手術を受けると100万円超請求される」ということが普通に起こるので、ゲンサイヤーは誰しも海外旅行保険 (医療保険) への加入は必須です。

そして、ほぼ、どの会社のどのプランも海外旅行保険は「海外渡航前の保険購入」が必須条件となっています。ですので、渡航日が決まってフライトを確保した後は、真っ先に保険締結の準備を始めてください。

中には渡航後でも購入できる保険がないことはないのですが、値段的に割高であったり、保険の内容に制限があったりして、条件が厳しくなってしまうのでお得ではありません。

保険は「治療費1000万円」以上カバーしてくれるプランを

ではいったい、何を基準に保険を選べば良いのでしょうか? 数ある保険の項目の中で一番重要度が高いのは、言うまでもなく「治療費用」のパート。

異国で手術をしたり、入院しないといけない事態になると、100〜200万円ぐらいは簡単に吹き飛んでしまうので、海外旅行保険の「治療費」項目は「1000万円」以上をカバーしてくれるプランを選びたいところです。

中国にある日系のクリニックや、英語が通じて外国人がよく利用する大型の病院だと、一回の簡単な診察だけでも1000〜2000元 (約2〜4万円) かかるので、頻繁に病院に行く人は特に、この治療費用を十分に考慮しておく必要があります。

大切なスマホが盗まれても平気!?「携行品損害特約」はスゴい

わたしは日本で生命保険に加入していないので、以前は「傷害死亡」の補償が手厚い保険がいいかも、と考えていた時期もありましたが、補償額が数百万円程度なのでそこはもう重視していません。

その代わり、ゲンサイヤーJINが今も重要視しているのが「携行品損害特約」。要するに自分の所有する大事なモノが盗まれたり壊れたりしてしまった際にカバーしてくれる保険です。

わたしは過去にiPhoneを路上で盗まれたり、高級なリモワのスーツケースが航空会社の過失で破損してしまったことがありますが、この特約のおかげでその際の費用はほぼ保険でカバーしてもらえました。

そういう経験もあり、いまでも携行品損害の特約は別途追加オプションで付け加えている次第です。

キャッシュレス診察とは? 海外旅行保険の使い方

大手保険会社で契約したプランの場合だと、異国の病院でキャッシュレス診察を受けられるのが大半です。自分が行きたい病院に予約をする際 (多くが日系のクリニックだと思うので、日本語で問い合わせ可)、自分の保険会社の名前を伝えれば、キャッシュレスでの受診が可能かどうかをすぐに教えてくれます。

キャッシュレス診察対応可であれば、そのまま病院で診察を受け、薬をもらい、最後に書類にサインをするだけ。それ以外に何もする必要はありません。ただし、手術時など、診療代が高くつく際には病院が保険会社に確認するケースもあります。

わたしも実際、救急病棟で頭を縫う必要があったときには、保険会社が高額な手術代を支払えるのかの確認が入ったため、しばらく待たされました。※海外では特に手術時、その費用の一部 (or 全部) を先払いするよう求められることが多いのです

非常に便利なキャッシュレス診療ですが、その対応が不可能なケースもあり。その際は現地で自ら立て替えて支払い、帰国後に保険会社に請求を行います。わたしは過去に「UCS旅とくプラス」の保険を利用した時にそれが発生。手続きが面倒なのはもちろんのこと、実際にお金が振り込まれるまでは「もしかして、最悪、自腹!?!」という恐怖にも襲われるので、良いことないですよね (涙)

「一時帰国中補償特約」があれば、一時帰国中の日本での診療もタダ!!

ゲンサイヤーとなると決め、住民票を抜いて海外生活を始めると、日本で健康保険を使っての診療はもう受けられないんですが、それはつまり、日本の病院へ行くと全額自腹ということ。。

しかしながら、あなたの購入した保険に「一時帰国中補償特約」が含まれていれば、日本へ一時帰国中に発生する診療代も保険がカバーしてくれるんです! やっぱり通い慣れた日本の病院で診察を受けたい、日本のあの薬でないとダメ、といったケースが多々あると思いますが、一時帰国中補償特約があればそんな希望を叶えてくれますよ。

ただ唯一面倒なのが、キャッシュレスで診察を受けることができない点。一度自分で支払いを済ませ、その後に申請する必要があります。その際、自宅からの交通費も一緒に請求できてしまうので、忘れずに請求しましょう!

数年単位でゲンサイやるなら、保険の使いすぎに注意!!

長期でゲンサイヤーを続ける予定で、満期後も保険を延長したいと考えている人は、保険の使い過ぎに十分気をつけないといけません。単純に考えて、「保険購入時に支払った金額」よりも「保険でカバーしてもらった金額」の方が上回ってしまうと、保険会社にとっては「赤字を出す迷惑な顧客」でしかありません。

ゆえに、保険の更新/延長をするつもりでいる場合は、保険の使い過ぎは要注意です。キャッシュレス対応の病院を利用した際でも、病院で診察代+薬代がいくらかかったのか、普段から気にかけて記録しておくと良いでしょう。

ちなみに、保険が満期になる1ヶ月前ぐらいから延長が可能かの審査がなされ、満期の2週間前までをメドに延長手続きを行います。この際、郵送されてくる契約書へのサインが必要となりますが、当人は海外にいてサインができないため、親族に代筆をお願いしなくてはなりません。そのあたりの事情も頭に入れて、余裕ある準備をしてください。

何はともあれ、めっちゃ高い海外旅行保険

とまぁ、保険内容についてひととおり触れましたが、実際に自分で保険を購入する際は、保法とも言える保険の値段に頭を抱えることになります。。

東京海上、損保ジャパン、MS&AD (三井住友、あいおい系)、この大手三社の保険は1年だと一人あたり40万円強、というのが現在の相場です。コロナ前は一人20万円以下の保険もありましたが、ここ数年の料金改定の影響を受け、保険金額はゲンサイヤーには手の届かないレベルに (泣)

実際、東京海上に勤める人から聞いた話によると、「海外旅行保険は駐在員向けに販売されており、法人が支払う前提での料金体系」になっているのだそう。ゲンサイヤーは現地で勝手に保険に入れ、ってことですかね。。。

クレジットカード付帯の保険は90日間のみ有効

そんな高い保険だったら、クレジットカード付帯の保険だけで十分なのでは? とお思いの方も多いでしょうけども、正直なところ、有効期間がわずか90日間しかないのでゲンサイヤーには (メインの保険としては) 使いづらい存在です。

しかも、家族の治療費用までカバーしてくれるクレジットカードは非常に少なく、あってもプラチナ級のグレードのカードとなるため、庶民のゲンサイヤーには厳しいでしょう。

とはいえ、このクレジットカードの保険も使い方によってはうまく活用できる方法もあるので、それはまた上級レベルの記事にて紹介したいと思います。

ネットで申し込めるお得な保険、ジェイアイの「t@biho」

さて、ここまで海外旅行保険の概要を長々と紹介してきましたが、肝心のゲンサイヤーJINがオススメする海外旅行保険、それは、ジェイアイ傷害火災保険の提供する t@biho です。

携行品損害の項目が含まれていないのが残念ですが、治療費用が3000万円あり、一時帰国中補償特約も含まれていて、一年の保険料が199,680円!!(2024年1月現在)大手保険会社の料金が軒並み40万円レベルということを考えれば、まさに激安です。

わたし自身も駐在員時代にずっとお世話になった保険で、キャッシュレス対応もバッチリですし、実際に大きな病院で手術をした際も全く問題ありませんでした。結石で血尿を垂れ流しの時にも、日本語のできる通訳者をつけて診察を受けさせてくれたので、ホントにありがたい保険会社です。

探せば見つかる!?! 代理店経由で申し込む大手保険会社の「格安プラン」

わたしは以前、某超大手の海外旅行保険を、代理店経由で申し込むことによって「格安」でその保険を購入していました。その価格たるや、大手の正規価格の「ほぼ半額!!!」です。保険証自体はその大手保険会社のもので、保証内容は本家と全く同じ。代理店用に用意された、特別な料金体系のプランなんですね。

この保険代理店をここでご紹介したかったのですが、実はすでにその保険の取り扱い自体を終えてしまっていて、もう販売がされていません。。。(涙) もう幻〜デス。

ですが、保険業界のこういう慣行があるというのは事実なので、ネットで色々探せば、このような格安料金体系のプランが出てくるはず! タフなゲンサイヤーなら自分で見つけ出してください。

留学やワーホリが対象のお得な保険「グローブパートナー」 

長期の海外旅行保険として人気を博している グローブパートナー 。ここは「日本人のお客さまの為に世界最大の教職員学生共済会MGEN社と総合保険代理店ASSETS社が共同で開発した保険商品」を取り扱っていて、年間プランがなんと最安540ユーロ (約9万円)!!! 

ただし、海外就労は対象外となっているので、残念ながらゲンサイヤーはこの恩恵に預かることはできません。。。もしワーキングホリデーで異国生活を始める人だったら、このプランはOKなので、是非とも候補に入れてみてください。

まとめ

海外旅行保険なんて要らないでしょ? ですとか、ひとまず出国してからでも間に合うでしょ? なんて甘いことを考えている人も多くいると思いますが、そんな人は絶対いつか痛い目に遭います!

何度も言うようですが、ゲンサイヤーにとって海外旅行保険はものすごく重要です!!! 海外で怪我をしてから or 病気をしてから、ではもう完全に手遅れですから。

ただし、保険を購入するにしても、決して安い買い物ではないので、じっくり時間をかけて調べ、検討に検討を重ねて自分で納得できる保険プランを見つけ出してください!

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